今際の国のアリスが3巻無料だったので読んでみた
今際の国のアリス(いまわのくにのアリス)というマンガが3巻無料だったので読んでみました。
今までまったく知らないマンガでしたが、絵は中々上手いし、私の好きな心理戦・頭脳戦系。なんで今まで知らなかったのか不思議なくらいですΣ (゚Д゚;)
読んでいて、ガンツやトモダチゲームとちょっと似ているな〜と思いました。なので、ガンツやトモダチゲームが好きな人であれば、今際の国のアリスも楽しめると思います。
今際の国のアリスのあらすじ
有栖 良平(ありす りょうへい)は、18歳になる高校生。
勉強もスポーツも得意じゃない。熱中できる何かがあるわけじゃない。
親には優秀な弟と比べられて、自分んちに居場所なんて無かった。
だからしょっちゅう家を抜け出しては、勢川 張太(せがわ ちょうた)と共に、苅部 大吉(かるべ だいきち)の店にたまっていた。
「は〜、町中がゾンビだらけになったりしないかな〜。そうしたらもっとシャキッとするのに。もしくはどっか知らない国に行きたいな〜。」
今が上手く行っていない有栖は、よくそんな言葉を口にしていた。一種の現実逃避。
しかし、それは現実の事となってしまう。
有栖は、張太や苅部と共に、夜中の4時にも関わらず、外で大きな花火を上がったのを目にし、気を失ってしまう。
そして気が付けば、ホコリまみれになった苅部の店にいた。
店の様子もおかしければ、町の様子もおかしい。何年、何十年も経ったみたいに荒廃している。まるで不思議の国に迷い込んだようだ。
有栖は、この「今際の国」と呼ばれる場所で、命をかけたゲームに巻き込まれていく。
今際の国のアリスの登場人物
有栖 良平(ありす りょうへい)
通称アリス。18歳。勉強もスポーツもイマイチ。得意な事もなし。いわゆる落ちこぼれ。
優秀な弟にコンプレックスを持ち、世の中に絶望してしまっているため、成績や将来の事を考えなくてもいいどこかへ行きたいとよく妄想をする。
そんなアリスの希望通りと言うべきか、全てが荒廃した今際の国に迷い込み、命をかけたゲームに巻き込まれていく。
実社会ではさして役に立たなかった「鋭い観察力」を持ち、不幸中の幸いか、それが今際の国で活きてくる。
勢川 張太(せがわ ちょうた)
通称チョータ。アリスと同じ高校へ通う友人。落ちこぼれで小心者だが、優しい心を持つ。
アリスやカルベと共に今際の国に迷い込む。
苅部 大吉(かるべ だいきち)
通称カルベ。ボーズ頭にピアスの強面の男。体力に自信があり、ケンカも強い。
アリスとは小学校5・6年のとき同じクラスだった。とは言ってもアリスとは特別仲が良かったわけではない。
が、数年の時を経て(本編より半年前)、アリスとチョータが酔っ払いに絡まれているのを助けたのをきっかけに仲良くなった。
中卒で働いており、既に自分の店(バー)を持つまでになっている。将来の夢はオーストラリアに大きな牧場を持つこと。
紫吹 小織(しぶき さおり)
OL風の美人。アリス達よりも先に今際の国に迷い込んでおり、アリス達をナビゲートしてくれる。
今際の国のアリスの感想(ネタバレあり)
冒頭でも書いた通り、ガンツやトモダチゲームと似たマンガだと思いました。
アリスが実生活では落ちこぼれだけど、今際の国では活躍するところなんて、昼行灯と呼ばれたガンツの玄野に似てるし・・・
仲間と共に独自のルールを持ったゲームに一つ一つ挑んでいくとこなんて、トモダチゲームっぽいです。
で、安易なパロディとかなら、批判の対象にしかなんないんだけど「今際の国のアリス」に関しては、それらと似ているというだけで、真似した感じは受けません。
そもそもトモダチゲームよりも今際の国のアリスの方が先に連載してるっぽいですしねw
こういうデスゲーム系のマンガが増えてきた以上、何かと似るのは仕方のないことだと思います。
ところで私、アリスの登場キャラでは、カルベが好きなんですよね。
若くして自分の店を持ち、友情に熱く、ケンカが強い。そして頭も中々にキレる。うん、良いキャラしてる♪
それだけに3巻であっさりリタイヤしたのには驚きましたΣ (゚Д゚;)てっきりあの局面、アリスが打開策を思いつき、何とかしてくれると思ったのに・・・。
今後どうなっていくんだろう?と先の展開が気になりますが、最後までは読まない方が吉という予感もしています。
というのも、こういうマンガってオチが弱いことが多いから(;´Д`)
今際の国もアリスが見た夢や妄想ってオチになりそうで恐い。で、今際の国での教訓を現実でも活かし、生きて行こうみたいな。
なんだかんだ3巻までは文句なしに面白かったので、4巻以降も読もうと思うんだけど・・・最後まで安定して面白かったらいいな〜。